日々の暮らしにここちよさを「清水商事株式会社」
本社:新潟県三条市
業種:卸、商社
大手量販店の詳細を取り扱う清水商事株式会社。三条市から新潟を中心に商品を全国に卸しています。
燕三条駅から車で約15分、弥彦山を望む美しい田園地帯に位置する清水商事株式会社のオフィスは、歴史の中に温かみを感じる場所です。
周囲の見晴らしが良く、空気も澄んでおり、車の出入りもスムーズな構造になっています。
本日は、このオフィスに直接お伺いし、取締役の清水隆之様に事業の内容や今後の展望についてお話を伺いました。
清水商事株式会社とは
清水商事株式会社は1961年に創業し、家庭用品を中心に幅広い商品を取り扱う総合商社です。
地元燕三条エリアの家庭用調理器具や食器、消耗品、キャンプ用品などのほか、全国の有名メーカーの商材も取り扱っています。
新潟県内のテナントをはじめ、首都圏の企業とも取引があり、そのネットワークは広がりを見せています。
最近の動向と展望
清水様によれば、卸業界はコロナ禍にもかかわらず、巣ごもり需要の影響で業績が好調でした。
特に2020年8月のレジ袋有料化やエコバッグの需要が、業績にプラスに働きました。
2022年は清水商事にとって大きな転機となりました。
取引先のアートランド坂本株式会社がビバホームを買収し、全国5カ所のセンターへの納品が可能になりました。
これにより、業務のさらなる拡大が期待されています。
自社製品の開発
清水商事株式会社は自社製品の開発にも力を入れています。
例えば、北海道産の天然無垢材を使ったテーブルウェアや、害獣忌避剤などを既に開発しています。
さらに、新たなテーブルウェアの開発にも取り組んでおり、年内にお披露目を予定しています。
ドッツアンドラインズと協力しながら、販売方法や新製品の企画に力を入れています。
人材募集について
全国展開を控え、2022年4月から大幅に人員を募集しています。
家庭用品や調理用品に興味があり、商品企画や開発に携わりたい方にぴったりの職場です。
経験の有無は問わず、異業種からの転職も歓迎されています。
特にアパレル、飲食、美容、介護業界などからの転職者には、新しい視点が加わり、シナジーが生まれることが期待されています。
女性が勤務する場合、まずは営業補佐や書類作成から始め、商品について学んでいくことができます。その後は、トレンドを反映させた商品の選定やバイヤーとの交渉なども担当できます。
体力的な作業については、重い物は男性スタッフにサポートしてもらうことができるので安心です。
今後は、女性の活躍の場がさらに広がると考えられています。
従業員との関係
従業員の年齢層は幅広く、60代後半のスタッフもいます。
昭和の雰囲気が残る中で、業務に対しての厳しさも求められますが、世代交代が進んでおり、徐々に雰囲気にも変化が見られます。
ベテラン職人たちから学びながら、積極的にコミュニケーションを図ることが大切です。
現在の状況と未来の展望
2022年から計画していた新商品が誕生しました。
「ほわり」はお米を35%使用したバイオプラスチック製の器で、さまざまな形やサイズが販売されています。
清水商事株式会社の業務時間は8:30から17:30までで、1時間の休憩と15:00の休憩があります。
現在、社員29名のうち8名が女性スタッフで、給与は新卒で18万円から、IT人材は20万円からスタートします。
役職手当や賞与もあり、新たな開発プロジェクトには別途報酬も検討されることがあります。
清水様は2022年4月に4代目社長に就任し、新たな展開を進めています。
単なる流通販売にとどまらず、自社製品の開発や全国販路の拡大など、前向きな成長を目指している企業です。温かく落ち着いた口調でありながら、志の高い姿勢が印象的でした。
CURATOR / nobu