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従業員の憩いの場へ!三条市の町工場が新しい休憩室を完成させました

こんにちは!地域おこし協力隊の松岡です。
今回は、新潟県三条市にある 後藤鉄工所 の従業員休憩室をリフォームしたプロジェクトについてご紹介します!

https://note.com/project23/n/n14cec653e00a

プロジェクトのはじまり

後藤鉄工所を初めて訪れたのは2022年6月。
この工場では、さまざまな企業向けに精密機器を製作しており、最新のオートマチックマシンがフル稼働していました。

取材中、専務がこんなことをおっしゃっていました。

「従業員のために、もっと快適な場所を作りたいと思っているんです」

実は、スタッフが増えたものの、休憩場所が足りず、車内で休む方もいたそうです。
それを心苦しく感じていた専務は、物置になっていた「卓球スペース」をリフォームして、従業員が気軽に使える休憩室にしたいと考えていました。

この専務の想いに応える形で、2022年9月 にプロジェクトがスタートしました!

休憩室のコンセプト

「仕事の合間にホッとできる場所」をテーマに、次のようなコンセプトを設定しました。

  • 畳スペースでリラックスできる
  • 昼寝もできる快適さ
  • みんなで集まれる大画面テレビ

工場の現場では油汚れも多いため、汚れを気にせずに使える素材を選びました。費用を抑えるため、東京の中古品店で家具や設備を調達。これにより、新潟よりも安価に高品質な備品を手に入れることができました!

リフォームの進行状況

  1. 中古家具のリペア
    中古の家具は塗装が剥げていたり、汚れが目立ったりするものも多かったので、研磨や再塗装を行い、使いやすい状態に整えました。
  2. レイアウトの工夫
    スペースを有効活用するため、休憩室を3つのブースに分けました。目玉の 55インチ大画面テレビ は迫力満点!社員の子どもたちも大喜びです。

リフォーム後の感想


完成した休憩室について、後藤鉄工所の皆さんにも感想を伺いました!

「社員の子どもたちが来たときも楽しめる空間ができたのが嬉しいですね!」
社員が「子どもを会社に連れてきていいですか?」と気軽に相談できる雰囲気になり、実際に子どもたちがテレビやYouTubeを楽しむ姿も見られるようになったそうです。

また、社長からはこんな声も。
「明るい空間で話すと、商談の雰囲気も良くなるんですよ」
従業員の憩いの場としてだけでなく、商談スペースとしても活用され、工場の活気がさらに増したそうです!

次なる挑戦は?

今後について尋ねると、専務はこう語ってくれました。

「社員が創意工夫できる環境を整え、さらに居心地の良い会社にしていきたいです。次のリフォーム計画はトイレですね!」

地域に根ざした成長企業

11月には第2工場も竣工し、大型機械の搬入が進んでいます。これから新たなマーケットに挑戦する後藤鉄工所。社員を大切にしながら成長を続ける姿勢が、とても印象的でした。

地域おこし協力隊として、これからも地元企業のサポートを続けていきたいと思います!

まとめ

町工場の温かい取り組み、いかがでしたか?
リフォームによって、従業員だけでなく、家族や地域の人たちにも喜ばれる空間が生まれるなんて素敵ですよね。地方での暮らしや仕事に興味がある方は、ぜひ三条市を訪れてみてください!


サンクチュアリ株式会社では、燕三条エリアにおける住居の提供と移住支援を行っています。
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