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柳宗理のおすすめキッチンアイテム5選【燕三条】

2022.04.20

はじめまして!新たにキュレーターに加わりましたふみです。
おそらくキュレーターのなかではいちばん年長者。。
0歳4ヶ月の女の子のママです。
縁もゆかりも無い新潟の三条市というところに、ひょんなきっかけで東京から移住してきたばかり。
ママならではの目線で新潟のいいところ、たくさん発掘して皆さんとシェアしていきたいと思います!

ドキドキの初投稿は、柳宗理のおすすめキッチンアイテムについて。

お気に入りの道具があると、料理の時間がひと味ちがってくる。
使い勝手や機能性はもちろんだけど、置いてあるだけでキッチンの格が上がるようなおすすめキッチンアイテムをご紹介します!

まずは柳宗理さんについてすこし。

バタフライスツール

出典 https://vanilla-kagu.com/c/026tendo/gd99

柳宗理、と聞けばフライパンとかステンレス製品を思い浮かべる方がほとんどだと思うのですが、どこかで見たことある!というこのバタフライスツールも柳宗理さんがデザインしたものだったんですね。
柳宗理さんは戦後日本のインダストリアルデザインに最も貢献した、日本を代表する工業デザイナー。
キッチンアイテムだけでなく、家具も多く手掛けてらっしゃいます。
そんな柳宗理デザインを形にして生産しているのが燕三条にある日本洋食器さん。恥ずかしながら、柳宗理デザインの商品が新潟の燕三条でつくられていることを初めて知りました。使ってるのに。笑

ステンレストング

出典 https://www.cdc-stores.com/view/item/000000035900

私が初めて手に取った柳宗理デザインのキッチンアイテムはこれ。

ステンレストング穴なしです。
シンプルで美しく、キッチンに出ていてもおしゃれ。
とりわけ用にテーブルに出してもいいですよね。
継ぎ目の無い一枚のステンレス板でできているので、洗いやすく清潔です。
先端がギザギザしていないのが、むしろ使いやすいんです。
鳥の羽みたいな形が、どんな食材も掴みやすくしてくれます。魚を裏返すときはこのトングを使うと身崩れしにくいです。

持つところも手にフィットしてラクに使えます。

レードル

もう10年以上使ってます。
シンプルだから飽きが来ないっていうのは大事。
この潰れたような円のかたちが、良い仕事するんです。
くぼみが深いので具もすくいやすく、横のすぼまってる方が注ぎ口みたいになって綺麗によそえる。
柄の部分が絶妙にカーブしてるのも手にフィットしていい。
お鍋にインしたまま火にかけたり結構やりがちだけど、柄がプラスチックだと溶けてしまったり…。オールステンレスなのでそんな心配もなく、変形もしません。意外と熱くもならないです。一生モノですね。

大きさもS,M,Lとあるので自分の使い勝手に合わせて選べます。

バターナイフ

出典 https://acartlifestyle.net/items/5e902fd0586b694295d69e83

カトラリーも種類豊富ですが、その中でもおすすめがこのバターナイフ。
意外と無いデザインで、フォルム可愛くないですか?
幅広なので塗りやすくて、バターのカットもしやすいんです。

黒柄カトラリー

出典 http://gogomuseum.jp/2021/10/12/柳宗理-民芸とカトラリー/

カトラリーシリーズに、持ち手が木で出来た黒柄カトラリーがあるのを発見。

木の質感とステンレスがマッチしててすてき。

柄の部分が高い硬度と強靭性を備えたカバ材積層強化木で出来ているので、抗菌性があり、腐食などの変質がないそうです。
ディナーフォークやスプーン、ナイフなんかは持ち手が木でできていると、力を入れたり長時間持つのにいいですよね。
シルバーに黒で締まった印象で、どんなテーブルにも馴染みそう。これは揃えたくなってしまいます。。

ステンレスケトル2.5L

出典 https://www.greenshop.co.jp/SHOP/106-030.html

ステンレスケトル2.5L
IHコンロにも対応。
ありそうでないフォルムがなんともいとおしい。。
底面が広いのでお湯が早く沸き、口も広いので洗いやすい。
ハンドルは人間工学に基づいて設計されていて、楽に注ぐことができるそう。
口が広いから、お出汁をとったりするのにもよさそう。

水入れた中に布巾をちゃぽんとして沸かして、そのままお湯をまな板にかければ一石二鳥で煮沸できたりなんかして、、と妄想は膨らみます。

気になっているアイテムがもうひとつ。

ステンレスプレート

出典 https://ec.line.me/product/6991548393/


横が取っ手のようになっているので、料理をそのまま盛り付けてふつうにお皿として使うもよし、コーヒーとお菓子を乗せたりしてトレーとして使うのもいいかも。

ふだんの料理が少しアジアの屋台を感じさせるような雰囲気に変身しますね。

ステンレスなので火の近くに置いても大丈夫だし、料理の下ごしらえのバットがわりにもなります。
キャンプやアウトドアに重宝しそう。サイズも3種類あります。
色んな使い方ができそうなプレートです。

他にもたくさん魅力的な商品があるのですが、一貫して言えるのはやはりシンプルでいて機能美があるところ。長く使える質の良さ。


柳宗理デザインを形にして製造しているのが、新潟県燕市にある日本洋食器さん。

出典 https://sanjo-school.net/spblog/?p=309

柳宗理デザインを手がけて40年を超える1955年設立の老舗。
二者で試作修正しながら、ひとつの商品を開発するのに3、4年もかかるそうです。
あのレードルの柄のカーブも職人さんの手仕事で出来ているんですね。
もうなんか、作品ですよね。
その証拠に、手に取って使った時に良さがわかる。
リピーターが多いのも、確かな使いやすさがあるから。

職人さんが手仕事でつくられたものって、使えば使うほど味が出てくるんですよね。そして愛着がわく。
長く使うものこそ、こういう品を選びたいです。

何かひとつからでも使ってみてください。

手に取ったときに、あ、これいいかも、とちょっぴり嬉しくなるものばかり。
きっと料理の気分をあげてくれる、ひとさじになってくれるはず。

CURATOR /

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